この30枚の表で何が分かるか
このページの表には、下に並ぶ数字の意味が書いてありません。ここで補います。
マスの数はどの問題も144マス(12マス×12マス)で、30問とも同じです。変えているのは盤面の広さではなく中身のほうで、正しい道の長さは29マスから59マスまで幅があり、平均は42.7マスです。同じ「かんたん」でも、道のりの長さは問題ごとにかなり違います。
押すと問題のPDFの4枚目が開きます。
分かれ道の数と行き止まりの数は、30問とも8か所から10か所で、平均はどちらも9.4か所です。この2つが毎回そろうのは偶然ではありません。 この30問には4方向に分かれる交差点が1つもなく(分かれ道はすべて三叉路です)、そのときは分かれ道と行き止まりの数が必ず一致します。表で2行に分かれていても、読むのは片方だけで足ります。
かんたんさを決めているのは、分かれ道の少なさ
144マスの盤面に対して、分かれ道はたった8か所から10か所しかありません。言い換えると、盤面の大部分は曲がり角があっても選ぶ場所がなく、道なりに進むだけで先へ進めます。
「かんたん」を作っているのは、マスを減らすことではなく、選ぶ場所の数を減らすことです。 盤面の大きさそのものは12×12で30問とも同じで、変えているのは分かれ道の配置です。
30問のうち、どれから配るか
正しい道の長さの一覧は、1問目から順に39・51・43・29・37・43・35・43・37・39・29・39・53・45・31・29・49・41・53・55・57・47・53・57・41・39・29・59・51・29マスです。PDFに刷ってある番号と同じ並びなので、何問目がどれくらいの長さかがそのまま分かります。
いちばん短い29マスの問題は、4問目・11問目・16問目・27問目・30問目の5枚です。初めて迷路を渡す相手や、残り時間が10分しかない場面では、ここから配ると最後まで行き着きやすくなります。いちばん長いのは28問目の59マスで、29マスの問題より30マスぶん長い道のりです。50マス以上の問題は2問目・13問目・19問目・20問目・21問目・23問目・24問目・28問目・29問目の9枚あるので、慣れてきた相手にはそちらを回すと差が出ます。
分かれ道が8か所と最も少ないのは17問目と22問目です。この2枚は、正しい道の長さが49マスと47マスあるので、選ぶ場所は少ないまま、道なりに長く歩く紙になっています。
誰に配るプリントか
分かれ道が8か所から10か所という少なさは、介護のデイサービスなどで手指を動かす活動として配ったり、学童のプリント時間や家庭で子どもに渡したりする場面に向いています。30問とも「かんたん」の難易度でそろえてあるので、複数枚をまとめて渡すときも選びやすくなっています。
先頭の10枚だけのPDFもあります
これまで配っていた10枚のPDF(先頭の10問)は、そのまま別のファイルとして残してあります。1問目から10問目は30枚版と同じ問題なので、すでに印刷して使っている方も、同じ紙を引き続き使えます。
紙に刷るとどんな大きさになるか
実際に刷ったPDFを測ると、1マスの一辺は14.08mmです。盤面の余白は左右が20.5mm、上が29mm、下が26mmで、上下の余白は同じ幅ではありません。
紙の上の罫線は0.567pt・0.85pt・1.134pt・1.417ptの4種類です。このうち迷路の壁に使っているのはいちばん太い1.417pt(0.5mm)の1種類だけで、外枠も内側の壁も同じ太さで引いています。残りの細い3種類は、見出しの帯や注記の区切りなど盤面の外で使っているものです。壁の太さが一定なので、どこが行き止まりでどこが通り抜けられるかは、線の太さではなく形だけで読み取れます。
この迷路はどう作っているか
この30枚をそろえるのに、84回作って30回だけ紙に載せました。残り54回は捨てています。
捨てた理由は3つで、「行き止まりが多すぎる」が54回のうち40回(74.1%)、「正しい道が短すぎる」が13回(24.1%)、「正しい道が長すぎる」が1回(1.9%)でした。かんたんな迷路をそろえるときに多いのは、行き止まりを理由にした差し戻しです。
出来上がった30枚は、刷ったPDFだけを読み直して確かめています。壁の線から迷路を組み直し、入口から出口までの道がちょうど1本であること、どのマスにも行き着けること、閉じた輪がないことを数え、解答の紙の太い線がその1本の道と一致することも見ています。30枚のどれも同じ迷路は2枚なく、回して重ねても同じになる迷路もありません。









