この15枚の表で何が分かるか
「塗るところの数」とは、線で囲まれた閉じた面の数です。色鉛筆で塗り分けられる場所が何か所あるかを数えていて、多いほど塗り終えるまでの手数が増え、少ないほど早く仕上がります。今回の15枚は54か所から120か所まで、平均は88.67か所でした。同じ1枚でも倍以上の差があります。
もうひとつの「線の太さ」は、紙に刷ったときの輪郭線の幅です。0.45mmから0.89mmの間に収まっています(平均0.69mm)。
2枚目の一部を大きくしました。押すとその1枚のPDFが開きます。
この2つは別々のものを測っているので、片方から片方は読めません。 塗るところがいちばん多いまつの枝(120か所)の線は0.58mmで、平均より細い部類に入ります。一方、線がいちばん太いきく(0.89mm)は塗るところが116か所で、多い側から3番目です。塗る面が細かい絵ほど線も細い、とは限りません。
塗るところの数で、選び方が変わる
15枚を少ない順に並べると、咲いたばら(54か所)、ゆり(55か所)、鉢植えの観葉植物(58か所)、つばき(63か所)が続きます。短い時間で1枚仕上げたいときは、このあたりから選ぶと早く塗り終わります。
多い順ではまつの枝(120か所)、たんぽぽ(117か所)、きく(116か所)、デージー(114か所)です。じっくり時間をかけて塗りたいときや、細かい部分を塗る作業を長く続けたいときに向いています。
花だけでなく、枝ものや鉢植えも混ざっている
15枚のうち、花そのものを描いたのは10枚(ひまわり・あさがお・きく・たんぽぽなど)です。残りは、さくらの枝・うめの枝・まつの枝という木の枝ものが3枚、鉢植えの観葉植物と竹が1枚ずつという内訳です。花の1枚だけを渡すのと、枝ものや鉢植えを混ぜて渡すのとでは、束の中の雰囲気が変わります。
誰が使うプリントか
塗るところの数が54〜120か所というボリュームは、区切りのよい時間に少しずつ進めたい大人が自分で塗るときにも、家族のために印刷して渡すときにも使えます。介護施設では、手指を動かす活動として職員が配る場面にも収まる分量です。
この図案はどう作っているか
花・植物の図案は画像生成AIで作り、紙にする前に1枚ずつ機械で検品しています。塗れる場所の数がこの対象向けの範囲に収まっているか、線が途中で切れて塗りつぶしが外へ漏れないか、線の太さが範囲内か、線の量が多すぎたり少なすぎたりしないかの4項目を測り、どれか1つでも外れていれば受け入れません。機械の検品を通った図案は、そのあとで人が見て、何を描いた絵に見えるか、実在のブランドや読める文字が入っていないか、同じ絵が重なっていないかを確認しています。検算のしかたなど、作り方の詳しい仕組みは問題・線画の作り方にまとめています。
ほかの絵柄の大人向けぬりえは、動物のぬりえ(大人向け)や和柄・文様のぬりえ(大人向け)にもあります。





