配る前に知っておくこと
この束は19枚で、1枚に1問だけ刷っています。最初の10枚だけが要る人のために、前から配っていた10枚(-01)も同じ紙のまま残してあります。どの紙も点は30個で、紙の下に「1 から 30 まで、番号の順に線でむすびましょう。さいごは 1 にもどります。」と書いてあります。説明を読めば進め方が分かるので、配るときに口で補うことはほとんどありません。
解答は問題の裏ではなく別紙にしています。答えの紙を配る人の手元に残しておけば、途中で「何の絵ですか」と聞かれたときに確かめられます。
字と点の大きさ
番号は16ptで刷っています。点つなぎに慣れた人向けの1〜30の一般向けは番号10ptなので、同じ30点の紙でも字はひと回り以上大きくなります。盤の下の説明も14ptです。
点どうしは6mm以上あけています。19枚の中でいちばん短い線は、さかなときせんの9.0mmで、どの紙にも番号が点に重なって読めないところはありません。
字を大きくしたぶん、線は長くなっていません。 番号を置く余白を広く取ったので、絵を描く範囲は一般向けより縦横ともひと回り小さく、線1本の平均は15.5mmです。1〜30の一般向けは平均17.9mmなので、こちらのほうが短くなります。線を長く引く紙が要る場合は、点を24個に減らした機能訓練向けを使ってください。
通年の絵を19枚
1〜10枚目は、ほし・ハート・さかな・いえ・ふうせん・ことり・ぼうし・ケーキ・にんじん・ふじさんです。11〜19枚目は、バナナ・トラック・なす・とりい・かぼちゃ・きせん・てるてるぼうず・とうだい・ひょうたんです。季節の行事に結びつかない絵だけを選んでいます。春に配っても冬に配っても、絵と季節がずれることがありません。
季節の絵を使いたいときは、このページの下の2つの束に分けてあります。デイサービス向けには春のチューリップから冬のみかんまでの10枚、介護レク向けには春から正月までを1枚ずつ回る8枚が入っています。3つの束の絵は1枚も重なりません。 3つの束を順に使えば、37枚の違う絵を配れます。
最初の1枚の選び方
線を引く動きに慣れてもらうなら、ほしから始めるのが向いています。ほしは30本の線すべてが17.1mmで、長さが1本も違いません。どこを引いても同じだけ手を動かせば次の点に届きます。
ふうせんとハートも線の長さのばらつきが小さい絵です。ふうせんは1枚の平均が15.7mmで、いちばん短い線でも15.4mmあります。
一方、さかなとふじさんは短い線を含みます。いちばん短い線がさかなは9.0mm、ふじさんは9.1mmで、ほかの線より細かく手を動かすところがあります。何枚か解いて慣れてきたころに渡すと、進み方の変化を楽しめます。
この点つなぎはどう作っているか
高齢者向けの版面には、一般向けには無い点どうしを6mm以上あけるという決まりがあります。この決まりがあると、細かいくぼみを持つ絵はくぼみの両側の点が近づき、紙にできません。ふじさんは、山頂のくぼみを深く描いた最初の版がちょうどこれにあたりました。一般向けの版面では通ったのに、この版面では点どうしが6mmより近づいたため、くぼみを浅く広く描き直して載せています。
輪郭に点を等間隔で置く手順そのものは、1〜30の一般向けのページで説明しています。ここにある19枚は、どれも最初に作った1枚がそのまま検査に合格していて、作り直した紙はありません。
11枚目以降は、20種類を目標に絵の輪郭を描き、30個の点で結んだ線を1枚ずつ目で見て選びました。こけし・いちご・ぶどう・ひまわり・ペンギン・くじらなど13種類は、30個の点では別の形に見えたので載せていません。
点つなぎ デイサービス向け(10枚)
デイサービスの卓で配るための点つなぎ10枚です。1枚の点の数を20個・30個・40個の3段に分けて、1束に入れています。 20点が4枚、30点が3枚、40点が3枚。同じ時間に同じ卓で解いていても、渡す紙の点の数を人ごとに変えられます。絵は春のチューリップから冬のみかんまで、季節のものを選びました。
A4縦・10枚・1枚に1問・解答は別紙
中身を見る全10枚のうち3枚・押すとその枚が開きます
デイサービスに合わせて変えていること
点どうしを6mm以上あけ、番号は16pt・盤の下の表示は14pt・1枚1問・解答を裏面でなく別紙・1束に20点を4枚・30点を3枚・40点を3枚混ぜた点数混在セット
この10枚を1枚ずつ測った結果
いま配っているPDFそのものを測った数字です。
10枚を1枚ずつ測った結果| 測ったもの | 範囲 | 少ない順 |
|---|
| 点の数 | 20個 〜 40個(平均 29個) | 20・20・20・20・30・30・30・40・40・40 |
|---|
| 線1本の長さ | 12.4mm 〜 27.9mm(平均 18.67mm) | 12.4・13・13.7・14.1・15.3・16.6・21.9・24.3・27.5・27.9 |
|---|
| いちばん短い線 | 9.2mm 〜 25.6mm(平均 16.06mm) | 9.2・12.1・12.2・12.5・12.7・14.7・15.3・22.9・23.4・25.6 |
|---|
| 字の大きさ | どれも 16pt | 16・16・16・16・16・16・16・16・16・16 |
|---|
形: ながぐつ・ヨット・チューリップ・うちわ・いちょう・アイスクリーム・りんご・ゆきだるま・みかん・みかづき
束の中身は3段
10枚の内訳は次のとおりです。線1本の長さは、1枚ごとの平均を並べたときの幅です。
| 段 | 点の数 | 枚数 | 絵 | 線1本の長さ |
|---|
| 1段目 | 20個 | 4枚 | ながぐつ・ヨット・チューリップ・うちわ | 21.9〜27.9mm |
| 2段目 | 30個 | 3枚 | いちょう・アイスクリーム・りんご | 13.7〜16.6mm |
| 3段目 | 40個 | 3枚 | ゆきだるま・みかん・みかづき | 12.4〜14.1mm |
1から順に結んで最後に1へ戻るので、20点の紙なら線を20本、40点の紙なら40本引きます。40点の紙は、20点の紙の倍の回数だけ次の番号を探すことになります。 20点の紙は番号を探す回数が少なく、1本ずつ大きく手を動かします。
難易度の表示は、どの紙も「やさしい」
紙の下に刷ってある難易度は、10枚とも「やさしい」です。このサイトの点つなぎは点の数で難易度を呼び分けていて、40個までは「やさしい」に入るためです。
段の見分けは、難易度の名前ではなく点の数でつけてください。 どの紙にも「1 から 20 まで、番号の順に線でむすびましょう。」のように、最後の番号が刷ってあります。配る前に、この数字で束を3つの山に分けておくと、卓に着いた人を見てから紙を選べます。難易度の横にある「めやす」の数も、点の多い紙ほど大きくなっています。
卓での渡し方
点つなぎを初めて手に取る人や、久しぶりに鉛筆を持つ人には、20点の山から渡します。4枚あるので、同じ卓に初めての人が何人かいても足ります。
慣れている人や、20点をすぐに解き終えた人には、30点か40点の紙を渡します。途中で紙を取り替えてもかまいません。解答は問題の裏ではなく別紙なので、配る人が答えの紙を手元に置いておけば、何の絵になるか聞かれたときにすぐ確かめられます。
1人に1問だけをじっくり渡したい場面や、点の数を30個にそろえたい場面には、高齢者向けの点つなぎのほうが向いています。
季節の絵と、点の数は別々に選んである
10枚の絵は、春のチューリップ、梅雨のながぐつ、夏のヨット・うちわ・アイスクリーム、秋のいちょう・りんご・みかづき、冬のゆきだるま・みかんです。
季節と段は連動していません。 夏の絵は20点の段にヨットとうちわ、30点の段にアイスクリームがあります。「いまの季節の絵を、その人に合った点の数で」選ぶと、1枚に決まらないことがあります。季節を優先するか、点の数を優先するかは、その日の卓の顔ぶれで決めてください。
同じ高齢者向けの版面で、ほかにも2つの束を用意しています。先に挙げた高齢者向けの点つなぎは季節を問わない絵19枚、介護レク向けの点つなぎは春から正月までを1枚ずつ回る8枚です。3つの束の絵は1枚も重ならないので、合わせて37枚の違う絵を配れます。
この点つなぎはどう作っているか
デイサービス向けの作り方でほかと違うのは、40点の段に使える絵が限られることです。高齢者向けの版面は点どうしを6mm以上あける決まりがあり、点を増やすほどこの決まりを守りにくくなります。用意している30点系統の輪郭30種類を当てると、20点と30点では30種類すべてが紙になりましたが、40点で紙にできたのは25種類でした。40点の段の3枚は、その25種類の中から選んでいます。40点は、この版面で置ける点の数の上限でもあります。
3段とも、作った紙が1枚も欠けずに線の交差や輪郭からのずれの検査を通っています。検査で何を測っているかは問題・線画の作り方で読めます。
点つなぎ 介護レク向け(8枚)
春のさくらから正月のこままで、季節と行事の絵を1年ぶん、1枚ずつ入れた点つなぎ8枚です。1から30まで順に結んで最後に1へ戻ると、その季節の絵が出てきます。番号は高齢者向けと同じ16ptで刷っています。月ごとのレクで、その時期の1枚を抜いて配る使い方を想定しています。
A4縦・8枚・1枚に1問・解答は別紙
中身を見る全8枚のうち3枚・押すとその枚が開きます
介護レクに合わせて変えていること
点どうしを6mm以上あけ、番号は16pt・盤の下の表示は14pt・1枚1問・解答を裏面でなく別紙・1枚の点は30個・題材を季節・行事に限っている
この8枚を1枚ずつ測った結果
いま配っているPDFそのものを測った数字です。
8枚を1枚ずつ測った結果| 測ったもの | 範囲 | 少ない順 |
|---|
| 点の数 | どれも 30個 | 30・30・30・30・30・30・30・30 |
|---|
| 線1本の長さ | 12.6mm 〜 20.8mm(平均 16.88mm) | 12.6・14.3・15.8・16.2・17.5・18.8・19・20.8 |
|---|
| いちばん短い線 | 7.3mm 〜 18.4mm(平均 12.56mm) | 7.3・11.6・11.6・12.3・12.3・12.4・14.6・18.4 |
|---|
| 字の大きさ | どれも 16pt | 16・16・16・16・16・16・16・16 |
|---|
形: かさ・きのこ・すいか・ちょうちょ・こま・さくら・もみじ・クリスマスツリー
8枚を季節の順に並べると
8枚は、季節や行事ごとに次の絵を入れています。線1本の長さは、その1枚の平均です。
| 季節・行事 | 絵 | 線1本の長さ |
|---|
| 春 | さくら | 18.8mm |
| 春 | ちょうちょ | 20.8mm |
| 梅雨 | かさ | 16.2mm |
| 夏 | すいか | 12.6mm |
| 秋 | もみじ | 17.5mm |
| 秋 | きのこ | 15.8mm |
| クリスマス | クリスマスツリー | 19.0mm |
| 正月 | こま | 14.3mm |
束はこの順に並んでいるわけではないので、使う時期の1枚を抜き出してください。解答は別紙にまとめてあり、どの紙が何の絵かは答えの紙で先に確かめられます。
8枚にしているのは、季節と行事を1年でひと回りさせる選び方をしたからです。ほかの季節の絵はデイサービス向けの点つなぎの10枚に使っていて、2つの束の絵は重なりません。
絵が出てくるまでを、話のきっかけにする
点つなぎは、結び終わるまで何の絵か分からないところに楽しみがあります。途中で「丸くなってきた」「とがってきた」と形を見ながら進められるので、同じ卓の人どうしで途中の形を見せ合う時間にもなります。
できあがったら、その季節の話につなげられます。6月のレクでかさを配れば梅雨の話、12月ならクリスマスツリーから年末の話、1月ならこまから正月の遊びの話、という流れです。紙の説明文には季節の話は刷っていないので、話題は配る人が添えてください。
番号は16pt、盤の下の説明は14ptで、点どうしは6mm以上あけてあります。1枚に1問だけなので、紙の上ですることは、次の番号を探して線を引くことだけです。
線の長さで見る8枚
いちばん線の長さがそろっているのはさくらです。1枚の平均は18.8mmで、いちばん短い線でも18.4mmあります。花びらの先も、花びらのあいだのくぼみも、ほぼ同じ距離で次の点に届きます。
反対に、もみじは1枚の平均が17.5mmありながら、いちばん短い線は7.3mmです。8枚の中でもっとも短い線はこの1枚にあり、長い線と短い線が混ざります。
1枚の平均がいちばん短いのはすいかの12.6mm、いちばん長いのはちょうちょの20.8mmです。線を大きく引く紙から始めたいならちょうちょ、手の動きを小さく刻む紙ならすいか、と選べます。
この点つなぎはどう作っているか
介護レク向けの絵選びで決めていたのは、輪郭だけで何の絵か分かるものに限ることです。点つなぎの答えは1本の線でつながった輪郭なので、目や模様は描けません。正月の絵として「だるま」も作りましたが、だるまを見分ける決め手は顔で、輪郭だけでは洋なしのような形にしか見えなかったため、正月は「こま」にしました。秋の「ぶどう」も、30個の点では粒のでこぼこが出せず房に見えなかったので入れていません。
点を輪郭に並べる手順は1〜30の一般向けと共通で、8枚は作った8回すべてが検査に合格しました。
点つなぎ 機能訓練(リハビリ)向け(10枚)
鉛筆で線を引く動作を、1本ずつ長めに続けられるようにした点つなぎ10枚です。1枚の点を24個に減らし、線1本の長さを平均20.3mmにしています。 1から24まで結んで最後に1へ戻るので、1枚で引く線は24本。点どうしは9mm以上あけ、番号は16ptで刷っています。
A4縦・10枚・1枚に1問・解答は別紙
中身を見る全10枚のうち3枚・押すとその枚が開きます
機能訓練に合わせて変えていること
点どうしを9mm以上あけ(高齢者向けは6mm)、点を減らして線1本を長くした版・番号は16pt・盤の下の表示は14pt・1枚1問・1枚の点は24個
この10枚を1枚ずつ測った結果
いま配っているPDFそのものを測った数字です。
10枚を1枚ずつ測った結果| 測ったもの | 範囲 | 少ない順 |
|---|
| 点の数 | どれも 24個 | 24・24・24・24・24・24・24・24・24・24 |
|---|
| 線1本の長さ | 15.6mm 〜 25.8mm(平均 20.29mm) | 15.6・17.5・19・19.1・19.7・20.4・21・21.4・23.4・25.8 |
|---|
| いちばん短い線 | 10mm 〜 21.7mm(平均 15.54mm) | 10・13・13.1・13.6・14.3・14.6・18.3・18.4・18.4・21.7 |
|---|
| 字の大きさ | どれも 16pt | 16・16・16・16・16・16・16・16・16・16 |
|---|
形: みかづき・きのこ・みかん・にんじん・すいか・こま・いえ・ちょうちょ・アイスクリーム・もみじ
高齢者向けの点つなぎと違うところ
この10枚と、下の表の高齢者向けの点つなぎは、番号の大きさ(16pt)と盤の下の説明の大きさ(14pt)が同じです。違うのは点の数と、点どうしの間隔です。
| 機能訓練向け(この束) | 高齢者向け |
|---|
| 1枚の点の数 | 24個 | 30個 |
| 点どうしの間隔 | 9mm以上 | 6mm以上 |
| 線1本の長さ(全枚の平均) | 20.3mm | 15.5mm |
| 全枚の中でいちばん短い線 | 10.0mm | 9.0mm |
点を減らしたぶん、1本の線で手を動かす距離が長くなっています。 全枚の平均で比べると、この束の線1本は高齢者向けの点つなぎのおよそ1.3倍の長さです。
1枚ごとの線の長さ
10枚の絵と、1枚ごとの線の長さは次のとおりです。
| 絵 | 線1本の長さ(1枚の平均) | いちばん短い線 |
|---|
| ちょうちょ | 25.8mm | 18.4mm |
| みかづき | 23.4mm | 21.7mm |
| みかん | 21.4mm | 14.6mm |
| もみじ | 21.0mm | 14.3mm |
| にんじん | 20.4mm | 10.0mm |
| きのこ | 19.7mm | 18.3mm |
| アイスクリーム | 19.1mm | 18.4mm |
| いえ | 19.0mm | 13.0mm |
| こま | 17.5mm | 13.6mm |
| すいか | 15.6mm | 13.1mm |
同じ長さの線を続けて引く紙にしたいなら、平均といちばん短い線の差が小さいみかづき・きのこ・アイスクリームが向いています。みかづきは、いちばん短い線でも21.7mmあります。
反対に、にんじんは平均が20.4mmあるのに、いちばん短い線は10.0mmです。長い線と短い線が交互に出てくる1枚として使えます。
配る前に決めておくこと
1枚に1問だけで、解答は問題の裏ではなく別紙です。答えの紙を配る人の手元に残しておけば、終わったあとに形を確かめられます。
1回に何枚使うかは、その日の時間と、ひとりひとりの様子で決めてください。この束は紙の中身を用意するところまでで、訓練の内容や回数を決めるものではありません。
絵の一部は、高齢者向けの点つなぎや介護レク向けの点つなぎと同じものがあります。ただしこの束は点が24個なので、同じ絵でも点の位置も線の長さも別の紙になっています。
この点つなぎはどう作っているか
機能訓練向けの版面には、点どうしを9mm以上あけるという決まりがあります。高齢者向けの6mmより広く、細かいくぼみや尖った先を持つ絵は、点どうしが近づいてこの決まりを守れません。用意している30点系統の輪郭30種類を24個の点で当てると、紙にできたのは27種類でした。この10枚は、その27種類の中から選んでいます。
点を30個でなく24個にしているのは、紙にできる絵の数のためではなく、線1本を長くするためです。10回作ったうち、線の交差や輪郭からのずれで捨てた紙は0枚でした。検査の仕組みは問題・線画の作り方にあります。