配る前に知っておくこと
10枚で、1枚に1つの迷路が刷ってあります。解答は問題の裏ではなく別紙なので、配る人が答えの紙を手元に残せます。
紙の下の説明は14ptです。マスの数は10枚とも144マス(12マス×12マス)で、正しい道の長さは29マスから55マス、平均38マスです。
線の太さと1マスの大きさ
刷ったPDFを測ると、壁の線は1.2mmです。一般向けのかんたんな迷路の壁は0.5mmなので、同じ12×12の盤面でも線の見え方がはっきり変わります。
1マスの一辺は13.97mmです。壁が太いぶん、通れる幅はマスの一辺より1.2mm狭くなります。この「通路の幅」がこの版面の要で、8.0mmを下回る組み合わせは紙にしません。
解答の紙では、正しい道を2.5mmの線で塗ってあります。答え合わせのとき、どこを通るはずだったかを離れた位置からも追えます。
なぜ「かんたん」しか置いていないか
高齢者向けの10枚は、10枚とも「かんたん」です。難易度をそろえているのは好みではなく、紙の上で通路の幅が足りなくなるためです。
盤面を広くすると、A4の同じ枠に収めるぶん1マスは小さくなります。この版面では、ふつうの18×18にすると通路の幅が8.1mmまで縮み、下限の8.0mmに対して余裕が0.1mmしか残りません。難問の26×26では5.2mmになり、組版がそこで止まります。
太い線と広い通路は、盤面の広さと引き換えです。 広い盤面で解きたい場合は、線の細い一般向けのかんたんな迷路ではなく、ふつう・難問を用意した迷路の一覧から選んでください。同じ高齢者向けの版面で2段を混ぜた束はデイサービスの迷路にあります。
どの1枚から渡すか
正しい道の長さは、1問目から順に55・37・39・39・29・49・31・35・33・33マスです。いちばん長いのが1問目の55マス、いちばん短いのが5問目の29マスです。
分かれ道の数は6か所から10か所で、1問目が6か所といちばん少なくなっています。1問目は道が長いかわりに選ぶ場所が少ない紙で、逆に2問目・3問目・8問目は10か所と多めです。はじめて渡すなら、道が短く分かれ道も少ない紙から選ぶと最後まで行き着きます。
この迷路はどう作っているか
10枚をそろえるのに29回作り、19回捨てました。捨てた理由は「行き止まりが多すぎる」が19回中14回(73.7%)、「正しい道が短すぎる」が5回(26.3%)です。
行き止まりを減らすのは、この対象では特に効きます。行き止まりに入るたびに引き返す手数が増えるので、分かれ道を9か所前後に抑えた紙だけを残しています。 十字路は10枚とも1つもなく、分かれ道はすべて三叉路です。
盤面のつながりと正しい道は、作るプログラムとは別のプログラムで確かめてから紙にしています。詳しくは問題・線画の作り方にまとめました。
迷路 デイサービス向け(10枚)
デイサービスの卓で配るための迷路10枚です。12×12の紙を6枚、18×18の紙を4枚、1つの束に入れています。 同じ卓に、すぐ解き終える人とゆっくり進める人が同時に座っても、渡す紙を人によって変えられます。線の太さと文字の大きさは高齢者向けと同じで、正しい道の長さは29マスから133マスまで幅があります。
A4縦・10枚・1枚に1問・解答は別紙
中身を見る全10枚のうち3枚・押すとその枚が開きます
デイサービスに合わせて変えていること
壁の線を1.2mm(一般向けは0.5mm)と太くした版面・盤の下の表示は14pt・1枚1問・解答を裏面でなく別紙・1束に難しさの違う2段を6枚・4枚混ぜたセット
この10枚を1枚ずつ測った結果
いま配っているPDFそのものを測った数字です。
10枚を1枚ずつ測った結果| 測ったもの | 範囲 | 少ない順 |
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| マスの数 | 144マス 〜 324マス(平均 216マス) | 144・144・144・144・144・144・324・324・324・324 |
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| 正しい道の長さ | 29マス 〜 133マス(平均 61.6マス) | 29・29・29・33・41・53・81・91・97・133 |
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| 分かれ道の数 | 7か所 〜 28か所(平均 16.3か所) | 7・9・9・9・10・10・27・27・27・28 |
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| 行き止まりの数 | 7か所 〜 28か所(平均 16.4か所) | 7・9・9・9・10・10・27・27・28・28 |
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束の中身は2段
内訳は次のとおりです。1枚ごとの数字は、PDFに刷ってある番号の順に並んでいます。
| 段 | 盤面 | 枚数 | 正しい道の長さ | 分かれ道 |
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| 1〜6問目 | 144マス | 6枚 | 29〜53マス | 7〜10か所 |
| 7〜10問目 | 324マス | 4枚 | 81〜133マス | 27〜28か所 |
2段の差は、道の長さより分かれ道の数に出ます。 前半6枚は選ぶ場所が10か所以下、後半4枚は27か所前後で、3倍近く増えます。道の長さも、前半の平均に対して後半は2倍以上です。
10枚を通した正しい道の平均は61.6マス、分かれ道の平均は16.3か所ですが、この平均は2段が混ざった値なので、1枚を選ぶときの目安にはなりません。段ごとに見てください。
卓での渡し方
配る前に、束を前半6枚と後半4枚の2つに分けておきます。紙の見分けはかんたんで、盤面の大きさがそのまま違います。
迷路を久しぶりに手に取る人や、短い時間で1枚を終えたい人には前半から渡します。前半でいちばん短いのは1問目と5問目・6問目の29マスです。解き終えて手が空いた人には後半を渡します。後半でいちばん長いのは8問目の133マスで、前半のいちばん短い紙の4倍以上の道のりがあります。
答えの紙は問題と別になっているので、配る人の手元に置いたままにできます。途中で「どこで間違えたか」を聞かれたときに、その場で確かめられます。
線と文字は高齢者向けと同じ
版面は高齢者向けの迷路と同じで、壁の線は1.2mm、盤の下の説明は14pt、前半6枚の1マスは13.97mmです。解答の紙では、正しい道が2.5mmの太さで塗られます。
後半の18×18は、同じA4に収めるぶんマスが小さくなります。太い線のまま盤面を広げられるのはここまでで、26×26(難問)はこの版面では組版が止まります(通路の幅が5.2mmになり、下限の8.0mmを下回るため)。難問まで解きたい方には、線の細い一般向けの迷路の一覧から選んでもらってください。
この迷路はどう作っているか
39回作って、条件に合った10枚だけを束にしました。捨てた29回の内訳は、「行き止まりが多すぎる」22回(75.9%)、「正しい道が短すぎる」5回(17.2%)、「行き止まりが少なすぎる」2回(6.9%)です。
「少なすぎる」で捨てた2回は、後半の18×18で出ています。 盤面が広くなると、通路が素直につながったまま条件を満たしてしまう紙が出てくるためで、前半の12×12では起きません。同じ束の中でも、落とす理由が段によって変わります。
どの紙も、入口から出口まで道が1本だけ通っていることを機械で確かめてから束にしています。確かめ方は問題・線画の作り方にあります。
迷路 機能訓練(リハビリ)向け(10枚)
機能訓練の時間に使う迷路10枚です。解答の紙は、正しい道を3.2mmの太い線で塗ってあります。 用意している迷路の中でいちばん太い解答線で、線をなぞる見本としてそのまま使えます。問題の紙は1マス14mm、正しい道の長さは29マスから53マス、分かれ道は8か所から10か所です。
A4縦・10枚・1枚に1問・解答は別紙
中身を見る全10枚のうち3枚・押すとその枚が開きます
機能訓練に合わせて変えていること
解答の道すじを3.2mmの太い線で刷り、なぞる見本にも使える版(高齢者向けの解答線は2.5mm)・盤の下の表示は14pt・1枚1問・解答は別紙
この10枚を1枚ずつ測った結果
いま配っているPDFそのものを測った数字です。
10枚を1枚ずつ測った結果| 測ったもの | 範囲 | 少ない順 |
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| マスの数 | どれも 144マス | 144・144・144・144・144・144・144・144・144・144 |
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| 正しい道の長さ | 29マス 〜 53マス(平均 41マス) | 29・31・35・39・41・41・43・49・49・53 |
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| 分かれ道の数 | 8か所 〜 10か所(平均 9.5か所) | 8・9・9・9・10・10・10・10・10・10 |
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| 行き止まりの数 | 8か所 〜 10か所(平均 9.5か所) | 8・9・9・9・10・10・10・10・10・10 |
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解答の紙が2通りに使える
この10枚は、問題の紙と解答の紙を別々に配れます。
解答の紙には正しい道が3.2mmの線で塗ってあります。刷ったPDFを測ると、高齢者向けの迷路の解答線は2.5mm、一般向けのかんたんな迷路は1.2mmです。高齢者向けの迷路より太く、一般向けのかんたんな迷路の2倍以上あります。線の上を鉛筆でたどる使い方をするなら、太いほうが外れにくくなります。
問題の紙から始めて、行き詰まったところで解答の紙に切り替える、という渡し方もできます。どちらの紙も盤面の位置と大きさは同じなので、並べて見比べられます。
問題の紙の作り
盤面は12マス×12マスの144マスで、10枚とも同じ大きさです。1マスの一辺は14mm、壁の線は2.835pt(1.0mm)。
盤の下の説明は14pt、1枚に1つの迷路だけを刷っています。左右の余白は21mm、上が29mm、下が26mmです。
壁の線は高齢者向けの迷路の1.2mmよりわずかに細く、そのぶん通れる幅が広がります。この版面がいちばん重く見ているのは、壁の見やすさより「通路の広さ」のほうです。
1枚ごとの長さと分かれ道
1問目から順に並べると、正しい道は41・39・41・49・29・35・49・53・31・43マスです。平均は41マス。いちばん長いのが8問目の53マス、いちばん短いのが5問目の29マスです。
分かれ道は8か所から10か所(平均9.5か所)で、10枚とも「かんたん」の範囲に収めてあります。
短い紙から順に渡したい場合は、5問目(29マス)・9問目(31マス)・6問目(35マス)が候補になります。線を長く引く紙にしたい場合は8問目(53マス)です。
この迷路はどう作っているか
35回作って、紙にしたのは10枚です。残り25回を捨てた内訳は、「行き止まりが多すぎる」19回(76%)、「正しい道が短すぎる」5回(20%)、「正しい道が長すぎる」1回(4%)でした。
「長すぎる」で捨てた1回に注目してください。 正しい道には下限だけでなく上限も決めてあり、長すぎる紙は採りません。たどる距離が長いほどよい紙になるわけではない、という判断がここに入っています(同じ理由で捨てた紙はふつうの迷路にも1回あります)。
出口まで本当につながっているか、正しい道が1本だけかは、作った側とは別のプログラムが数え直しています。その仕組みは問題・線画の作り方に、ほかの対象向けは迷路の一覧にあります。