長音符を使わない理由
ナンクロは盤のマスに1文字ずつかなを入れるパズルです。この盤はひらがなで作っているので、外来語を入れると「こーひー」「てーぶる」のように長音符(ー)がマスに入ります。
マスの中の「ー」は、文字なのか罫線なのか見分けがつきにくくなります。 そこでこの版では、長音符を含む語をあらかじめ外してあります。外来語そのものを避けているわけではなく、伸ばす音を書かない語だけを使います。
外すと、語彙はどれくらい減るか
盤に使える語の一覧は84,265語あります。このうち長音符を含む語は10,955語で、全体の13.0%です。外しても、残る語は7万語以上あります。
減るのは主に外来語です。ビール・レース・ローンのように、かなで書くと伸ばす音が入る語がここに含まれます。一方で「うどん」「たけのこ」のような和語や、「合計」「姿勢」のような漢語はそのまま残ります。
盤に入る語が16語から24語なので、7万語の中から選べば足ります。語の選択肢が減って盤が作れなくなる、という心配は要りません。
盤と文字の大きさ
マスと文字は一般向けより大きくしてあります。初級のナンクロと同じ7×7の盤ですが、1マスが大きいぶん、書き込む文字も大きく書けます。
1枚1問で、解答は問題の裏ではなく別紙です。答えの紙には埋まった盤面と番号・かなの対応表、盤に入っている語の一覧が漢字つきで載っています。
30枚の中身
使うかなは16種類から24種類(平均21.4種類)、盤に入る語は16語から24語(平均20.4語)です。最初から開いている文字は5個から11個(平均6.77個)で、紙には「開示ヒント 7個 / 文字の種類 22種」のようにその1枚の数が刷ってあります。
30枚でいちばん開いている文字が多いのは16問目の11個、少ないのは3問目・4問目など5個の紙です。先頭の10枚のなかでは2問目の8個が最多なので、はじめて渡すなら2問目から始めると、最初の1語にたどり着きやすくなります。
書き込む量を減らしたい場合
同じ7×7でも、最初から開いている文字を増やした版が機能訓練のナンクロにあります。そちらは平均10.6個で、高齢者向けの6.77個より3個以上多く開いています。
季節や行事の語を優先して入れた版は介護レクのナンクロ、9×9の中級を大きめのマスで刷った版はデイサービスのナンクロです。
語の選び方と盤の作り方は問題・線画の作り方にまとめました。
ナンクロ(ナンバークロス) デイサービス向け(10枚)
デイサービス向けのナンクロ10枚です。盤は9×9で、難易度は中級。マスの大きさは一般向けより大きく、高齢者向けよりはひと回り小さい中間の版面にしています。1枚に入る語は24語から31語、使うかなは26種類から36種類。開いている文字は1枚あたり5〜8個です。
A4縦・10枚・1枚に1問・解答は別紙
中身を見る全10枚のうち3枚・押すとその枚が開きます
デイサービスに合わせて変えていること
マスを一般向けより大きく、高齢者向けよりひと回り小さくした版面・1枚1問・解答を裏面でなく別紙
この10枚を1枚ずつ測った結果
いま配っているPDFそのものを測った数字です。
10枚を1枚ずつ測った結果| 測ったもの | 範囲 | 少ない順 |
|---|
| 盤面の大きさ | どれも 9マス角 | 9・9・9・9・9・9・9・9・9・9 |
|---|
| 最初に開いている文字 | 5個 〜 8個(平均 6.3個) | 5・5・6・6・6・6・7・7・7・8 |
|---|
| 使う文字の種類 | 26種 〜 36種(平均 30.4種) | 26・27・28・28・30・30・31・33・35・36 |
|---|
| 盤に入る語の数 | 24語 〜 31語(平均 27.9語) | 24・25・26・26・27・28・30・31・31・31 |
|---|
| 字の大きさ | どれも 15.4pt | 15.4・15.4・15.4・15.4・15.4・15.4・15.4・15.4・15.4・15.4 |
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版面は3種類の真ん中
このサイトのナンクロは、マスの大きさが3段あります。一般向けがいちばん小さく、高齢者向けがいちばん大きく、デイサービス向けはその中間です。
盤が9×9あるので、高齢者向けと同じ大きさのマスにするとA4に収まりません。盤の広さと文字の大きさのつり合いを取った版面だと考えてください。1マスに書くかなは、一般向けの中級より大きく書けます。
1枚に1問、答えは別紙です。
10枚の中身
盤に入る語は24語から31語(平均27.9語)、使うかなは26種類から36種類(平均30.4種類)です。1枚に開いている文字は、少ない紙で5個・多い紙で8個(10枚の平均6.3個)。その数は紙にも刷ってあります。
一般向けの中級は開いている文字が4個の紙もありますが、この10枚は5個を下回りません。 最初の1語にたどり着くまでの長さが、紙によって極端に変わらないようにしてあります。
いちばん開いている文字が多いのは9問目の8個、少ないのは7問目と8問目の5個です。
卓で配るときの段取り
ナンクロは、1枚を最後まで解くのに時間がかかります。途中でやめても番号と文字の対応表が残るので、次の回に同じ紙の続きから再開できます。名前を書いてもらって預かる使い方に向いています。
同じ卓で一緒に解くなら、同じ番号の紙を配ると話が合います。「3番は何でしたか」と聞き合えるのは、同じ盤を見ているときだけです。
読み書きの量を減らしたい方には、7×7で最初から開いている文字の多い機能訓練のナンクロ、大きな文字でゆっくり解く高齢者向けナンクロがあります。
解答の紙に語の一覧が載っている
答えの紙には、埋まった盤面と対応表に加えて、その盤に入った語が漢字つきで一覧になっています。読めた語の意味を確かめられるので、解き終わったあとの話の材料にもなります。
語をどう選び、盤をどう組んでいるかは問題・線画の作り方にあります。
ナンクロ(ナンバークロス) 介護レク向け(10枚)
介護レクで配るナンクロ10枚です。春・夏・秋・冬・行事の語を優先した盤を、2枚ずつ入れています。 7×7の初級で、1枚に入る語は15語から25語。そのうち季節や行事の語は1語から4語(平均2.3語)です。盤の全部が季節の言葉になるわけではありませんが、どの紙にも必ずその季節の語が入ります。
A4縦・10枚・1枚に1問・解答は別紙
中身を見る全10枚のうち3枚・押すとその枚が開きます
介護レクに合わせて変えていること
マスと文字を一般向けより大きくした版面・1枚1問・解答を裏面でなく別紙・季節・行事の語を優先して盤に入れている
この10枚を1枚ずつ測った結果
いま配っているPDFそのものを測った数字です。
10枚を1枚ずつ測った結果| 測ったもの | 範囲 | 少ない順 |
|---|
| 盤面の大きさ | どれも 7マス角 | 7・7・7・7・7・7・7・7・7・7 |
|---|
| 最初に開いている文字 | 5個 〜 12個(平均 7.4個) | 5・5・6・6・7・7・7・9・10・12 |
|---|
| 使う文字の種類 | 20種 〜 25種(平均 22.7種) | 20・21・22・22・23・23・23・24・24・25 |
|---|
| 盤に入る語の数 | 15語 〜 25語(平均 20.8語) | 15・18・18・20・21・22・23・23・23・25 |
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| 季節の語の数 | 1語 〜 4語(平均 2.3語) | 1・1・1・2・2・3・3・3・3・4 |
|---|
| 字の大きさ | どれも 18.3pt | 18.3・18.3・18.3・18.3・18.3・18.3・18.3・18.3・18.3・18.3 |
|---|
10枚の並びと季節
紙の順番と季節は次のとおりです。
| 問 | 優先した語 |
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| 1〜2問目 | 春 |
| 3〜4問目 | 夏 |
| 5〜6問目 | 秋 |
| 7〜8問目 | 冬 |
| 9〜10問目 | 行事 |
その季節のレクで使う1枚を、束から抜き出して配れます。1年を通して同じ束を使い回せる構成です。
「季節の言葉」がどれくらい入るか
正直に書きます。1枚が季節の言葉だけでできているわけではありません。 盤に入る語は15語から25語(平均20.8語)で、そのうち季節・行事の語は1語から4語(平均2.3語)です。
ナンクロの盤は、縦横の交差がすべて語になるように埋める必要があります。季節の語を先に置いても、残りのマスは形の合う語で埋めるしかありません。 そこまで季節でそろえると、盤が作れなくなります。
10枚とも1語以上は入っているので、「今日は秋の言葉が出てきますよ」と言って配れます。どの語が入ったかは、答えの紙の語の一覧で確かめられます。
盤と手がかり
盤は10枚とも7×7です。最初から開いている文字は5個から12個(平均7.4個)と幅があり、3問目の12個がいちばん多く、2問目と4問目の5個がいちばん少なくなっています。
使うかなは20種類から25種類(平均22.7種類)です。マスと文字は一般向けより大きく刷ってあり、1枚1問、解答は別紙です。
絵ではなく言葉で季節を出す
同じ介護レクでも、介護レクの間違い探しは場面の絵で季節を出します。こちらは読める語で季節を出すので、書く・読むほうに寄った時間になります。
解き終わったあとに語の一覧を見ながら、「この言葉は使いますか」と話を広げられます。語の意味は漢字つきで載っているので、読み方が分かれば意味も分かります。
長音符(ー)を含む語を外した版は高齢者向けナンクロに、書き込む量を抑えた版は機能訓練のナンクロにあります。語の選び方は問題・線画の作り方にまとめました。
ナンクロ(ナンバークロス) 機能訓練(リハビリ)向け(10枚)
機能訓練の時間に使うナンクロ10枚です。最初から開いている文字を9個から12個(平均10.6個)まで増やしてあります。 高齢者向けの同じ7×7が平均6.3個なので、4個以上多く開いた状態から始められます。書き込むマスが減るぶん、1枚を終わらせやすくなります。長音符(ー)を含む語は使いません。
A4縦・10枚・1枚に1問・解答は別紙
中身を見る全10枚のうち3枚・押すとその枚が開きます
機能訓練に合わせて変えていること
マスと文字を一般向けより大きくした版面・1枚1問・解答を裏面でなく別紙・最初から開けてあるヒントを4個増やして、書き込む量を抑えた版・長音(ー)を含む語を使わない
この10枚を1枚ずつ測った結果
いま配っているPDFそのものを測った数字です。
10枚を1枚ずつ測った結果| 測ったもの | 範囲 | 少ない順 |
|---|
| 盤面の大きさ | どれも 7マス角 | 7・7・7・7・7・7・7・7・7・7 |
|---|
| 最初に開いている文字 | 9個 〜 12個(平均 10.6個) | 9・10・10・10・10・11・11・11・12・12 |
|---|
| 使う文字の種類 | 20種 〜 24種(平均 22.1種) | 20・21・21・22・22・22・23・23・23・24 |
|---|
| 盤に入る語の数 | 18語 〜 23語(平均 20.3語) | 18・18・19・19・19・20・21・23・23・23 |
|---|
| 字の大きさ | どれも 18.3pt | 18.3・18.3・18.3・18.3・18.3・18.3・18.3・18.3・18.3・18.3 |
|---|
開いている文字を増やすと何が変わるか
ナンクロは、番号と文字の対応表を埋めながら盤を読み解くパズルです。開いている文字が少ないほど、最初の1語にたどり着くまでが長くなります。
この10枚は、そこを短くしてあります。開いている文字は9個から12個で、使うかなは20種類から24種類(平均22.1種類)。つまり、表の半分近くが最初から埋まっている状態です。
盤は7×7、入る語は18語から23語(平均20.3語)で、高齢者向けのナンクロと同じ大きさ・同じ難易度です。違うのは開いている文字の数だけと言っていい構成にしてあります。
1枚ごとの開いている文字
1問目から順に9・11・10・12・12・11・10・10・11・10個です。10枚とも9個を下回りません。
いちばん多いのは4問目と5問目の12個です。使うかなが22種類前後なので、この2枚は表の半分以上が最初から埋まっています。いちばん少ない1問目でも9個あります。
紙には「開示ヒント 10個 / 文字の種類 23種」のように、その1枚の数が刷ってあります。渡す前に見て選べます。
書く量を測って選ぶ
書き込むマスの数を減らしたいときは、開いている文字の数で選びます。
| 最初に開いている文字 |
|---|
| この束(機能訓練向け) | 平均10.6個 |
| 高齢者向けのナンクロ | 平均6.3個 |
| 一般向けの初級 | 平均7.1個 |
書き込むマスは高齢者向けと同じ大きさで、一般向けより一回り大きいマスです。1枚1問、解答は別紙です。長音符を含む語を外しているのも高齢者向けと同じで、盤のマスに「ー」が入りません。
途中で止めても続きから解ける
対応表に書き込んだ文字は、そのまま次の回の手がかりになります。1回で終わらせる必要はありません。 名前を書いて預かり、次の時間に同じ紙の続きから進める使い方ができます。
答えの紙は、埋まった盤面・対応表・語の一覧(漢字つき)の3つが1枚になっています。盤の組み方は問題・線画の作り方で説明しています。