配る前に知っておくこと
このページは、介護施設やデイサービスの職員として利用者さんに配る方、あるいは自宅で高齢の家族に渡そうとしている方に向けて書いています。なぞなぞは答えが1つに決まって初めて成り立つ遊びです。答えが2つ以上とれてしまう問いや前提が要る問いをあらかじめ外し、問いの文の中に答えの字や読みがまぎれこんでいないかも確かめたうえで紙にしています。
押すと問題のPDFの4枚目が開きます。
23枚は、1〜10枚目(以前からの10枚)と11〜23枚目(あとから足した13枚)の2つの束に分かれていて、どちらも1枚目はやさしく、後ろの紙ほど少しずつ難しくなります。同じ相手に何度か配るときは、1枚目から順に渡すと、易しいものから手応えのあるものへ進められます。11枚目以降は、「〇〇は〇〇でも」の言い回しやさかさ読み、漢字の組み合わせなど型が続かないように並べ、暮らしの道具や行事の問いも混ぜています。
配る前に知っておきたいのは、紙の中身がどう作られているか、当日どう進めるか、そして答えの正しさをどう確かめているかの3点です。ここから順に説明します。
紙の作り
1枚になぞなぞ5問・とんち1問の合計6問を載せています。とんちの1問は毎回6問目(最後)に置いています。問いの字は16pt、答えを書く線は問いのすぐ下にあり、選ぶ形式ではなく線の上に書き込む形式です。
問題の中身は「○○は○○でも」という言い回しのなぞなぞ、上から読んでも下から読んでも同じになる言葉、さかさに読むと別の言葉になる言葉、数字の読みを言葉に変える問い、一文字を組み合わせて別の漢字を作る問いなど、複数の型を混ぜて配置しています。
とんちの1問は、知識ではなく問いの前提に注目すると答えに近づく問いです。たとえば「おんどりが屋根の上で卵を生んだ。卵はどちらへ転がる?」という問いがそうです。知識を試す問いと、考え方を試す問いを1枚の中に混ぜているのは、参加者によって得意な方向が違うためです。
紙に文字を書き込む、声に出して答える、隣の人と相談する。こうした動作を伴う点は、手指を動かす活動として介護の現場で使われています。
進め方
読み上げて答えてもらう形と、各自で書き込んでもらう形のどちらでも使えます。読み上げる場合は、1問読んだあとに少し間を置いてから次の問いに移ると、考える時間を確保できます。答えが出ないまま次の問いに進みそうなときは、印刷してあるヒントを読み上げてください。138問すべてにヒントが刷ってあります。
グループで行う場合は、2〜3人のテーブルごとに1枚を配って相談してもらう進め方もできます。1人で黙々と取り組みたい人には、そのまま個人で1枚渡す形が向いています。どちらの進め方でも、1枚6問という分量は大きく変わりません。
始める前に、今日はことばのなぞなぞだと伝えておくと、参加者も心づもりができます。とんちの1問は毎回6問目(最後)に置いているので、「最後の1問は少し違う考え方が要ります」と先に伝えておくと、参加者も心の準備をして臨めます。
答えの確かめ方
このなぞなぞを作る過程では、まず126問を作り、そこから答えが1つに決まらない・前提が要る9問を外しました。11枚目以降のために、さらに106問を書き、別のAIの審査で18問を外して5問を直し、型や難しさが偏らないよう64問を選びました(外した中には、答えが理科の知識になってしまうとんちや、読める人が少ない漢字が含まれます)。たとえば「予定を書きこんで持ち歩くちょう」という問いは、手帳のほかにメモ帳も答えになってしまいます。「首にまくまき」も、用意していた答え「えりまき」のほかに「くびまき」が当てはまってしまいます。昔からよく知られている「パンはパンでも食べられないパン」も、ジーパンや短パンといった答えが当てはまってしまうため、問いを作り直しました。
問いの中に答えの字や読みが入っていないかも、機械で調べています。問いの文の中に答えの言葉が透けて見えていると、問いを読んだだけで答えに気づけてしまい、なぞなぞとして成立しません。
作った問いは、外部の校閲(別のAI)にも紙に載る問いを全部読ませ、指摘を受けたところを直してから紙にしています。1回目の320問では12問、そこから入れ替えた210問の2回目では9問の指摘を受けました。指摘の中身は、事実の誤りが1問、答えが複数とれてしまうもの、配慮に欠ける表現、言い回しが分かりにくいものなどです。
他のクイズページとの違い
同じ「高齢者向けクイズ」でも、このページは言葉の面白さで解く問いだけを集めています。都道府県の庁所在地や何地方かを当てる問いは都道府県クイズ、ことわざの穴うめを当てる問いはことわざクイズ、昭和の出来事の年を当てる問いは昭和クイズにまとめていて、このページには入れていません。
高齢者向けのなぞなぞだけを配りたいときは、このページが専用です。○×形式やことわざ・都道府県・昭和を1枚の中で組み合わせて出したい場合は、高齢者向け脳トレクイズ(詰め合わせ)にまとめて配置しています。1種類の話題で通したレクにはこのページ、複数の話題を混ぜたレクには詰め合わせのページが向いています。
子ども向けのなぞなぞをお探しの場合は、小学生向けなぞなぞ(幼児・低学年・高学年の3段・80問)を使ってください。このページの問いは高齢者向けに作ったもので、字の大きさも問いの難しさも子ども向けとは別です。
高齢者に限らず、大人どうしで難しいなぞなぞを楽しみたい場合は、大人向けなぞなぞ(ふつう・難しい・かなり難しいの3段・60問)があります。急いで読むと間違える数え方・条件の問いはひっかけ問題にあります。どちらもこのページの問いとは別で、答えも重なりません。声に出して楽しむ言葉あそびには、大きな字(18〜24pt)の早口言葉もあります。
紙の作り方の共通の仕組みは問題・線画の作り方にまとめています。









