12か月をどう組み立てるか
年間の予定を先に組んでおくと、毎月「今月は何を配るか」から考え直す手間がなくなります。このページの表に並べたのは、このサイトで配っている紙のうち、季節や行事の絵が実際に刷ってある枚だけです。題名に季節の名前が付いているだけの紙は入れていません。
季節の絵が入っている束は4つあります。介護レクの間違い探しは10場面のうち9場面が季節・行事の場面、介護レクの点つなぎは8枚すべてが季節の絵、介護レクの迷路は10枚すべてのゴールの先に季節の絵、高齢者向けの行事ぬりえは15枚すべてが行事の絵です。このほか、高齢者向けの間違い探しとデイサービス向けの間違い探しにも、ひなまつりやお花見の場面が入っています。
月ごとの季節の紙
| 月 | 行事・季節 | 季節の絵が入っている紙(束の何枚目か) |
|---|---|---|
| 1月 | お正月 | 行事ぬりえの鏡もち(7枚目)・もちつき(6枚目)・お正月のこま(12枚目)、点つなぎのこま(5枚目) |
| 2月 | 節分・真冬 | 間違い探しの節分(1枚目)・こたつ(4枚目)、迷路のてぶくろ(9枚目)・ゆきのけっしょう(10枚目) |
| 3月 | ひなまつり | 行事ぬりえのひしもち(14枚目)、高齢者向け間違い探しのひなまつり(8枚目) |
| 4月 | お花見 | 行事ぬりえの三色だんご(13枚目)・桜(15枚目)、点つなぎのさくら(6枚目)、迷路のさくら(1枚目)・チューリップ(2枚目) |
| 5月 | 春の終わり | 間違い探しの花壇(2枚目)・公園(6枚目)、点つなぎのちょうちょ(4枚目) |
| 6月 | 雨の季節 | 点つなぎのかさ(1枚目) |
| 7月 | 七夕・夏 | 行事ぬりえの七夕のささと短冊(8枚目)・ふうりん(11枚目)、点つなぎのすいか(3枚目)、迷路のヨット(3枚目)・かぶとむし(4枚目) |
| 8月 | 夏祭り | 間違い探しの夏祭り(9枚目)・海辺(3枚目)、行事ぬりえのりんごあめ(9枚目) |
| 9月 | 敬老の日・お月見 | 間違い探しの敬老の日(8枚目)、行事ぬりえのお月見のすすきと団子(5枚目) |
| 10月 | 秋 | 行事ぬりえのかぼちゃのランタン(1枚目)、迷路のとんぼ(5枚目)・きのこ(7枚目)、点つなぎのきのこ(2枚目)、間違い探しの田舎のいえ(5枚目) |
| 11月 | 紅葉 | 間違い探しの紅葉(10枚目)、点つなぎのもみじ(7枚目)、迷路のもみじ(6枚目) |
| 12月 | クリスマス・冬 | 点つなぎのクリスマスツリー(8枚目)、行事ぬりえのクリスマスツリー(4枚目)・ゆきだるま(2枚目)、迷路のゆきだるま(8枚目) |
表の「間違い探し」「点つなぎ」「迷路」は、ことわりが無いかぎり介護レク向けの束、「行事ぬりえ」は高齢者向けの束です。3月のひなまつりの間違い探しは、高齢者向けの束のほうに入っています。デイサービス向けの間違い探しにも、夏祭り(1枚目)・ひなまつり(3枚目)・お花見(6枚目)・紅葉(7枚目)・節分(8枚目)・こたつ(10枚目)の場面があるので、同じ月に2枚目の候補として使えます。
季節ごとに、使える紙を1ページにまとめたものもあります。お正月・春・夏・秋・冬・クリスマスの6ページで、それぞれの絵の部品の数や線の長さも書いています。子ども向けの学習プリントも同じページに並んでいます。
同じ題材は毎年使ってよい
正月なら正月、七夕なら七夕と、同じ題材を毎年その月に使い回して問題ありません。理由は2つあります。
1つは、利用者さんが毎年同じ顔ぶれとは限らないことです。新しく通い始めた方にとっては、去年配った紙も初めて見る1枚です。
もう1つは、季節と行事そのものが毎年めぐってくることです。正月の紙は正月の時期にしか出番がなく、他の月に配る意味がありません。年が変わるたびに新しい正月の題材を探す必要はなく、同じ束の同じ枚を次の年の同じ月に配る組み方で足ります。
新しく職員が加わったときの引き継ぎも、年間の題材が決まっていれば「今月はこの束の何枚目」と伝えるだけで済みます。毎年ゼロから考え直す作業を減らせるのが、この組み方の利点です。
季節の絵が少ない月
表のとおり、6月は季節の絵が入っている紙が、介護レクの点つなぎのかさ1枚しかありません。デイサービス向けの点つなぎの1枚目のながぐつも雨の日の絵ですが、それを足しても2枚です。6月は季節で選ぶより、難しさや書く量で選ぶ月として組んでおくと、季節の絵を探して迷う時間がなくなります。
季節の絵に頼らない束は、介護レク向けのナンプレ(4×4を5枚・6×6を5枚)、計算プリント(買い物とお金の計算・1枚5問)、ことわざの穴埋め(1枚5問)、それにデイサービス向けの計算プリント(15分・30分・45分の枠ごとに6問・9問・12問)などです。介護レクのナンクロは、1問に入る15〜25語のうち1〜4語が季節の言葉なので、季節の話題に少しだけ触れたい月に使えます。
書く紙でなく遊びの時間に季節の話をしたいときは、高齢者向けすごろくのお題カードのうち「季節」の8枚が、どの月でも使えます。
季節の紙が多い月も、季節の紙だけで1か月を埋める必要はありません。たとえば2月は、月初めの回に節分の間違い探しを配り、後半の回は季節を問わない束に戻す、という組み方ができます。行事の当日を過ぎた紙を配り続けるより、そのほうが話題とずれません。
準備はいつから始めるか
行事の題材は、その月に入ってから探し始めると間に合わないことがあります。前の月のうちに、次の月に配る束を決めて印刷しておく組み方をおすすめします。
準備することは大きく2つです。1つは印刷です。卓の人数分に加えて、早く終わった方に渡す予備を数枚多く刷っておくと、その場で足りなくなることがありません。もう1つは、職員が事前に1回目を通しておくことです。どの束にどの難易度が入っているか、答えは別紙になっているかを配る前に確認しておくと、レクの当日に手が止まりません。
表のように束の中の1枚だけを配るときは、PDFの印刷画面でページを指定すれば、その枚だけを刷れます。行事ぬりえの七夕のささと短冊は、高齢者向けでは8枚目ですが、こども向けでは10枚目、大人向けでは13枚目です。同じ題材でも束によって何枚目かが違うので、刷る前に束の名前と枚目を確かめておきます。
年間の予定を1年分まとめて組んでおくと、月ごとの準備は「決めた枚を印刷するだけ」になります。逆に、その月になってから何を配るか考え始めると、印刷と下見の両方を数日で終わらせることになり、余裕がなくなります。前の月のうちに次の月の分を印刷まで終えておく組み方を基本にしてください。
年間で見たときの組み立て方
12か月を通して見たときに、同じ手の動きの紙が何か月も続かないようにします。表の紙は、違いを探す(間違い探し)・番号の順に線を引く(点つなぎ)・道をたどる(迷路)・塗る(ぬりえ)の4つに分かれます。たとえば4月に行事ぬりえと迷路を配ったら、5月は間違い探しにする、というように、月ごとに手の動きを入れ替えると、毎月同じ作業になりません。
数字を書くナンプレを年間に入れる場合は、盤の大きさで段階をつけられます。介護レク向けは4×4と6×6、高齢者向けとデイサービス向けは9×9です。同じ9×9でも、高齢者向けは10問とも唯一候補法だけで解け、デイサービス向けは10問のうち4問だけが唯一候補法で解けます。ナンプレのルールそのものを職員間で確認しておきたいときはナンプレの解き方 基本テクニックを、配布や複製の範囲は利用規約を参照してください。
