レクの回で配る前に確かめること

介護レクは1回の時間が短く、参加する人の得意・不得意の差も大きい場です。まず「その回で季節に触れたいか」を決めると、次の見出しで8種類のうち何から選ぶかが絞れます。

季節・行事の題材が入っているもの/入っていないもの

8種類のうち、季節や行事の絵・言葉が束に入っているのは次の4種類です。ビンゴカードは、数字のカードには季節の題材が無く、付属のことばビンゴの一部と、クリスマスの絵のカードが行事の題材です。

  • 介護レクの間違い探し: 10場面のうち9場面が季節・行事の場面(節分・敬老の日・夏祭り・紅葉・海辺・こたつ・花壇・公園・田舎のいえ)で、残り1場面(商店街)は昔を思い出す回想の場面です
  • 介護レクの点つなぎ: 8枚すべてが季節の絵で、かさ(梅雨)・すいか(夏)・きのこ(秋)・ちょうちょ(春)・こま(正月)・さくら(春)・もみじ(秋)・クリスマスツリー(冬)と、1年をひと回りする構成です
  • 介護レクのナンクロ: 1問あたり平均2.3語(1〜4語)が季節の言葉です。盤に入る語は1問あたり15〜25語なので、季節の言葉は一部にとどまります
  • 介護レクの迷路: 10枚すべてでゴールの先に季節の絵があり、さくら・チューリップ(春)、ヨット・かぶとむし(夏)、とんぼ・もみじ・きのこ(秋)、ゆきだるま・てぶくろ・ゆきのけっしょう(冬)と、春から冬まで1年をひと回りします。紙の上には季節の漢字と行き先も大きく刷っています

一方、ナンプレ・計算プリント・ことわざの穴埋めの3種類には、行事や季節を意識した題材は入っていません。 計算プリントは買い物の値段を使った計算です。ことわざの穴埋めは10枚で50のことわざ(すべて別の句)を使い、意味のヒントを読んで□にことばを書いて答えます。季節で選んだ句ではなく、内容はどの季節でも同じです。

ビンゴカードは、本編の5×5のカード(1〜75の数字・100人ぶん)に季節の題材がありません。付属のことばビンゴは4テーマのうち、クリスマスとおしょうがつの2つが行事のことばで、12月のクリスマス会と1月の回にはそちらを使えます。

12月の回には、マスにクリスマスの絵と名前を刷ったクリスマスビンゴもあります。読み上げるのは数ではなく「ツリー」「サンタ」のような絵の名前で、絵札を見せながら進められます。1枚に1人ぶんの大きな絵のカードも付いているので、数字を探すのが苦手な方も絵で探せます。

季節に合わせたレクをしたい回は上の4種類(間違い探し・点つなぎ・ナンクロ・迷路)から、季節を問わず使いたい回はナンプレ・計算プリント・ことわざの穴埋めと、ビンゴカードの本編から選んでください。

手を動かす量で選ぶ

  • 丸をつける: 間違い探し(5か所)
  • 線を引く: 点つなぎ、迷路
  • 数字を書く: ナンプレ、計算プリント
  • かなを書く: ナンクロ
  • ことばを書く: ことわざの穴埋め(□に入ることばを書く)
  • 読み上げを聞いて印をつける: ビンゴカード

初めて参加する人には、線を引くだけで完結する点つなぎか、丸をつけるだけの間違い探しが説明しやすい種類です。ビンゴカードは職員が数を読み上げて全員が同じ速さで進むので、1人ずつに説明して回る手間がかかりません。数字やことばを書く種類は、参加者が慣れてから渡す順番に回してください。

束の中で何を優先しているか

このサイトの介護レク向けの束は、種類ごとに「その回でいちばん困る場面」を優先して作っています。ナンプレは4×4を5枚・6×6を5枚とした、小さい盤だけの束にしています。9×9をそのまま渡すと空きマスの多さで手が止まりやすいためです。迷路は行き止まりに入って戻る場面が多くなりすぎないよう作り直しを重ねています。同じ種類でも一般向け・高齢者向けとは束の組み方自体が違うので、どう変えているかの詳しい実測は点つなぎ・迷路・ナンプレの各ページにあります。ビンゴカードは、どの2枚にも同じ組の列が無いように作りました。同じ列を持つ2枚があると、その2人はいつも同時にビンゴになるためです。

何枚から配るか

束の枚数は、点つなぎが8枚、間違い探し・ナンプレ・ナンクロ・迷路・計算プリント・ことわざの穴埋めが10枚です。ビンゴカードは1枚に2人ぶんを刷った50枚(100人ぶん)なので、参加する人数の半分の枚数を刷れば足ります。字の大きさが気になる回は、付属の紙の大きな数字のカード(4×4・1〜40・1枚に1人・30人ぶん)が使えます。時間が短い回は、枚数を絞るか難易度を軽くするか、その回の時間と参加者の様子に合わせて選んでください。使わなかった残りは次の回に持ち越せます。

配るときに気をつけたいこと

同じ回に参加する人どうしで、出来を比べさせないでください。難易度を変えるときは、本人の前で言い直さず、渡す前に決めておきます。答え合わせは渡した職員と本人の間で済ませてください。