学年で選ぶか、進み具合で選ぶか

小学生向けは、教科書の進み方に合わせる学年別の種類と、学年を指定せず段階だけで進む種類に分かれます。学年別なのは漢字・計算ドリルの2種類だけで(1年生の漢字練習プリント・1年生の計算ドリルから6年生まで学年ごとに1本ずつ)、残りは学年に関係なく、机に向かう時間や気分転換として使えます。学年ごとの字数や計算の範囲を細かく知りたいときは、学習プリントのトップに表でまとめてあります。使い方の詳しい説明は学習プリントの使い方にあります。ここで決めるのは「どちらの入り口から見るか」だけです。子どもがいまどの段階にいるかで、最初に開くページが変わります。

ことばで遊ぶ紙:なぞなぞ

小学生向けなぞなぞは、幼児(20問)・低学年(30問)・高学年(30問)の3段を1つにまとめた17枚です。1枚目から順に進むと、絵を思い浮かべて答える問いから、ことばを入れかえたり、さかさに読んだりして答える問いへ変わります。問いの字は幼児の段が20pt、低学年が18pt、高学年が16ptで、学年が上がるほど小さくなります。答えの紙に「なぜその答えか」を一行ずつ付けています。

季節・行事の題材が入っているもの

小学生向けで季節・行事の束としてまとめているのは3か所です。季節の学習プリント(春の学習プリントなど春夏秋冬・クリスマス・お正月の6束)、間違い探し(10場面のうち商店街・教室の2場面は季節を問わず、残り8場面〈ひなまつり・紅葉・お花見・節分・こたつ・海辺・田舎のいえ・花壇〉が季節や行事を感じさせる場面)、季節の行事のぬりえ(15枚のうち14枚がお花見・こどもの日・七夕・お月見・ハロウィン・クリスマス・お正月などの季節や行事の絵で、残り1枚の誕生日ケーキだけが季節と関係ない絵です)です。この3か所のほかにも、点つなぎ(10枚のうち、さくら・チューリップ・ながぐつ・もみじ・みかづき・みかんの6枚が季節の形)、花のぬりえ(さくらの枝・ひまわり・コスモス)、食べ物のぬりえ(切ったすいか・かき)に季節の絵が入っており、季節の絵そのものはこの3か所だけに限りません。学年の勉強と季節の行事を両方やりたいときは、まずこの3か所を確認してください。

枚数の割り振り方で選ぶ

都道府県クイズ・九九・ローマ字は、どれも10枚ですが中身の割り振りが違います。都道府県クイズは10枚とも同じ形で、1枚6問(ひらがなで書く問題3問・地方を選ぶ問題2問・県庁所在地から書く問題1問)をくり返す形なので、どの1枚から渡しても問題の形は同じです。九九プリントは1〜9のだんを練習する9枚と九九表1枚とで枚数の役割が分かれ、表の1枚だけあいているマスが36か所とまとまった量になります。ローマ字プリント(令和7年内閣告示第4号のつづり方に合わせた表記)は、表をなぞる4枚・自分で書く4枚・読んでひらがなで書く2枚に分かれ、1束の中でなぞる・書く・読むと取り組み方が変わります。1回に渡す枚数を減らしたいときは、九九プリントは9枚目と10枚目の間、ローマ字プリントは表の4枚と書く4枚の間で区切ると分けやすくなります。

計算を表の形で練習する百ます計算は12枚で、たし算・ひき算・かけ算が4枚ずつです。1回に渡す枚数を減らしたいときは、計算ごとの4枚の区切りで分けられます。

立方体の展開図は14枚で、立方体になる形を選ぶ5枚、向かい合う面の3枚、重なる点と辺の3枚、サイコロの目の3枚の順に並んでいます。後ろの3つの節は、それぞれ3枚目のあいた枠に見つけ方のヒントを刷っているので、ヒントを見ずに考えさせたいときはその1枚を最後に渡してください。

お金の計算プリントは36枚で、数える・ちょうど払う・おつり・両替の4つの節が9枚ずつ並び、どの節も1円・10円・100円だけの3枚、硬貨6種類の3枚、紙幣も入る3枚の順です。お金に慣れていない子には、各節の最初の3枚だけを先に渡せます。

幼児向けより盤や点の数が大きい

迷路・点つなぎ・間違い探しは、幼児向けと同じ種類でも盤の大きさや点の数を増やしてあります。小学生の迷路はマスの数324で、分かれ道・行き止まりの数は平均28.8か所です。点つなぎは点の数30個です。間違い探しは違いの数が7か所で、幼児向けの5か所より探す数が増えるだけでなく、使った変え方の種類も4種類(なくなっている・位置がちがう・大きさがちがう・色がちがう)と、幼児向けの3種類より1種類多くなっています。「大きさがちがう」は幼児向けには使っていない変え方で、一般向けのふつう・むずかしい、デイサービス向けなど複数の対象で使っています。学年が上がった子どもや、幼児向けでは簡単だった子どもに渡す次の段階として使えます。

ぬりえは12テーマ

こども向けのぬりえは動物・「花・植物」・虫・乗り物・食べ物・風景・和柄・マンダラ・昔のくらし・海・恐竜・季節の行事の12テーマです。対象ごとに塗り分ける場所の数を変えている実測はぬりえにまとめています。

学年をまたぐ相手に渡すとき

兄弟や、同じ場で年齢の違う複数の子どもに渡す場合は、学年別の漢字・計算ドリルだけ学年を分け、残りは同じ枚を共有してもかまいません。すうじ・ひらがな・カタカナの3種類は、なぞり書き版から一覧表(すうじは1〜100の練習版、ひらがなは50音表)へと段階が上がる作りです。アルファベットは大文字・小文字の2本のみで、一覧表・応用にあたる段階はありません。時計の読み方は最初からなぞり書きではなく、「何時」→「何時半」→「何分」の3段階で進み、この3段階そのものが学年をまたいだ目安になります。学年ではなく、いまどの段階かで合わせるほうが無理がありません。

初めて渡す1枚を選ぶ目安

初めて小学生向けを渡すときは、いま取り組んでいる学年の教科書に合わせて漢字・計算ドリルから選ぶか、点つなぎ・間違い探しのように学年を問わない種類から気軽に始めるかの2択になります。書き込む量が少ないのは、点つなぎ(点30個をつなぐだけ)や、なぞり書き系(ひらがな・カタカナ・すうじ・アルファベット)です。反対に、迷路(324マス)や間違い探し(違いを7か所探す)は、盤面や見る範囲そのものが広い種類です。最初の1枚で量が多いと感じたら、次は点つなぎのような書き込む量の少ない種類に替えてみる進め方もできます。

配るときに気をつけたいこと

学年で選んだ漢字・計算が難しすぎると感じたら、1つ下の学年の束に変えてもかまいません。無理に同じ学年の束を続けさせる必要はありません。季節の学習プリントは、3種類のプリントをまとめて渡さず、1回で1〜2枚ずつ渡すと集中が続きやすくなります。できた枚数を他の子と比べる言い方は避け、その子の前回と比べて話してください。丸をつける・線をつなぐだけの種類と、字を書く種類とでは、かかる時間も疲れ方も違います。宿題の後の1枚には、書く量の少ない種類を選ぶ手もあります。